直方「べっぴん塾」でにぎわいを 28日、古民家で美と食のイベント

西日本新聞 筑豊版

 「街も人も、元気に美しく」と、直方市の八尋恭子さん(46)が「のおがた べっぴん塾」を立ち上げ、28日午後1時から、美と食のコラボイベント「べっぴん祭り」を開く。同市新町のコミュニティースペース「囲炉裏(いろり)」を会場に、同日開催の「のおがた夏まつり」と連動し、にぎわいづくりを目指す。

 八尋さんは同市出身。「べっぴん塾」の開設は「直方のために何かできないか」との思いが発端だ。JR直方駅周辺の中心市街地からかつての人のにぎわいや活気が失われた一方で、姿の美しい福智山の景観や直方の人々の持つ人情味に変わりはないと感じている。

 高校までを地元で過ごし、東京の大学に進んで北九州市などで働いた。その後、福岡市で会社代表としてカラーコンサルティングなどの事業に取り組みながら、日本の伝統色を学ぶため、1年前から地元の草木染教室に通って多くの人々と交わるうちに故郷への愛着が募った。

 「『べっぴん』とは、男女にかかわらず、内面も外面も元気で美しいこと。直方のいいところをもっと掘り起こし、このまちを『べっぴん』でいっぱいにしたい」。この強い志を持って活動の場とするのが、商店街とつながる旧長崎街道沿いにある「囲炉裏」だ。

 2階建ての古民家の一部を改装した直方の新たな社交場で、地域活性化など社会問題の解決を目指すソーシャルビジネスに取り組む「未来区(みらいく)」(福岡市)が運営する。代表で八尋さんの知人の辻千恵さん(42)は「地元の人々にここでいろんなチャレンジをしてほしいし、ゆくゆくは運営をお任せしたい」と市民の志を後押しする。

 そのチャレンジ第1弾が「べっぴん祭り」。流行のタピオカドリンクや野菜パフェ、ハーブティーの販売やカラー講座、花火大会のある「夏まつり」を浴衣で楽しめる着付けサービスなどを展開する。八尋さんは「イベントを通じ、囲炉裏とべっぴん塾を知ってほしい。同じ思いを持つ人がたくさんいてくれたら」と呼び掛ける。

   ◇    ◇

■花火6000発、追い山笠 28日「のおがた夏まつり」

 直方市の夏の風物詩「のおがた夏まつり2019」が28日、市役所近くの遠賀川河川敷で開かれる。直方青年会議所主催の「JCまつり」や直方山笠のフィナーレを飾る追い山笠、約6000発を打ち上げる花火大会が繰り広げられる。

 JCまつりは、河川敷に設けられるステージで正午から地元の大和青藍高吹奏楽部の演奏でスタート。ダンスフェスティバル、「愛郷心検定」のクイズ大会、カラオケ大会などがある。

 追い山笠は午後7時10分から。電飾に彩られた4基の山車が遠賀川沿いの日の出橋付近から市役所付近まで約600メートルを疾走する。

 花火大会は同8時開始。全長約1キロの仕掛け花火「ナイアガラ」が今年も登場する。雨天の場合、花火大会は31日か8月6日に延期となる。直方商工会議所=0949(22)5500、または市商工観光課=0949(25)2156。

福岡県の天気予報

PR

PR

注目のテーマ