芥川の河童図公開 長崎歴史文化博物館

西日本新聞 社会面

芥川龍之介が1922年に描いた「河童図屏風」=23日午前、長崎市の長崎歴史文化博物館 拡大

芥川龍之介が1922年に描いた「河童図屏風」=23日午前、長崎市の長崎歴史文化博物館

 24日は作家芥川龍之介(1892~1927)の命日で、河童(かっぱ)の絵を好んで描いたことから「河童忌」と呼ばれる。文豪をしのび、ちょうど100年前に芥川が訪れた長崎市の長崎歴史文化博物館で、自作の「河童図屏風(びょうぶ)」が公開されている。9月16日まで。

 芥川は1919(大正8)年、菊池寛とともに初めて長崎を訪れた。異国情緒あふれる町は芥川の創作に影響を与えたとされる。

 河童図屏風は22年の再訪時に、雌の河童が振り返る様子を銀屏風に墨で描き、なじみの名妓・照菊(杉本わか)に贈ったもの。わかが後に開業した料亭「菊本」の名物となり、現在は収蔵する同館が河童忌の前後に限って展示する。

 会場には、高浜虚子ら文化人が集った菊本の芳名帳「河童供養帖」、芥川の作品「僻見(へきけん)」に登場する画僧が描いた屏風絵など関連作品も並ぶ。観覧料は一般600円ほか。同館=095(818)8366。

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