敬愛涙の準V 春に続き富士学苑に屈す/金鷲旗高校柔道女子

西日本スポーツ

 ◆金鷲旗高校柔道女子決勝:富士学苑〈不戦1人〉敬愛(23日・福岡市照葉積水ハウスアリーナ)

 3年ぶり6度目の優勝を狙った敬愛(福岡)は3月の全国選手権を制した富士学苑(山梨)に決勝で敗れた。柔道競技が鹿児島市で行われる8月の全国総体で残り1冠の奪取を狙う。

■リード奪えず…

 穏やかな春の陽気に包まれた全国選手権から4カ月後の夏も、敬愛は富士学苑の壁を越えられなかった。春は準決勝、夏は決勝で敗退。悔しさは倍加した。「(地元)福岡開催でもあるし『打倒!富士学 2冠奪還』を目標に練習してきた。自分が(一本を)取れなかったのが負けにつながった」。次鋒の辻野瑠流伽主将(3年)は責任を一身に背負った。

 富士学苑の強さは心得ていた。中堅以降の3人は身長170センチ以上、体重も70キロを超え、実力もある。敬愛が立てた作戦は、先鋒と次鋒のどちらかでリードを奪って中堅以降に望みを託す、というものだった。

 しかし、構想通りには進まない。先鋒有瀬心里(同)と辻野がともに引き分け。中堅の貫目怜亜(同)が相手中堅に合わせ技一本で敗れ、逆にリードされた。結果的には、この一本が勝敗を分ける。6月の九州ジュニア78キロ級で優勝した副将丸山みかの(2年)、同月の九州大会78キロ超級を制した大将の松沢佑栞(同)がともに引き分け、逃げ切られた。

■練習毎日3.5時間

 春のリベンジを果たすための準備は十分にしてきた。富士学苑に敗れてから練習時間を増やし、5分間の乱取り20本を中心に毎日3時間半。多くの汗をかいた。辻野主将は「投げて一本を取るための練習。みんな徹底的にやってきた。長い時間でも集中力を切らさずに、諦めずに一本を取る」と語った。さらに対戦相手を入念に分析。「みんな自信を持って試合に臨めました」と言い切る。ただ、ありったけの努力をしても頂点には届かなかった。

 全国選手権は3位で金鷲旗は準優勝。今年残された大きな大会は同じ九州が舞台の全国総体しかない。「決勝で負けるのが一番悔しい。あとはインターハイ。もう一回あります」と吉元幸洋監督が語気を強めた。敬愛は松沢、丸山ら下級生に有望な選手が多い。来年の金鷲旗で4年ぶりのV奪還に期待がかかる陣容だ。その前に今年最後の1冠奪取を果たし、最強敬愛をアピールする。 (森本博樹)

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