先週末から多くの人が頭を下げ、反省とおわびの言葉を口にしていた…

西日本新聞 オピニオン面

 先週末から多くの人が頭を下げ、反省とおわびの言葉を口にしていた。思いが全く伝わってこないものもあれば、好感をもって迎えられたものもあった

▼吉本興業の岡本昭彦社長。反社会的勢力との接触を公表したいと申し出た芸人に、「(会見したら)全員クビ」と圧力をかけたと報じられた

▼釈明の言葉は「身内感覚で言ったが相手に伝わらなかった」「冗談で言ったこと」。会見は5時間を超えたが評価はおおむね低調。謝罪は長さではなく真摯(しんし)な言葉にある、と今更ながら思わせる逆効果に

▼参院選では、下関北九州道路を巡る「忖度(そんたく)発言」で批判された塚田一郎氏が落選。「私の不徳の致すところ。全て私の責任」と頭を下げた。自身の言動が招いた100パーセントの自己都合。同情の余地はあるまい

▼広島選挙区では自民現職のベテラン溝手顕正氏が落選した。議席独占を狙って2人を擁立した党の戦略が裏目に出た。「2人出すのはばかげた選択」と、謝罪以上に正直な恨み節

▼れいわ新選組の山本太郎代表は、比例代表全候補者中で最多の100万近い票を獲得しながら落選。「私自身だけでなく、候補者全員を通せなかったことは私の力不足で残念」と語ったが、代償に2人を当選させる成果を挙げた。注目の新勢力に早速、秋波を送る野党もあるとか。「そういう感覚が違うんだよね」と、もっと反省を求める有権者の声も聞こえてきそう。

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