豪快、麦餅つき祭り 日田中津江の神社

西日本新聞 大分・日田玖珠版

 日田市中津江村合瀬の宮園神社(津江神社)で、約780年前から続くと伝わる「老松様の麦餅つき祭り」があった。ふんどし姿の男衆と子どもたちが、蒸した麦をカシの丸木棒で豪快についた。

 祭りは、地元の領主が村々を荒らす山賊の討伐に向かう前に同神社で戦勝祈願して、見事に成し遂げた故事に由来する。山賊と戦う様子を表現して、鎌倉時代の1233(天福元)年に始まったとされ、住民たちが五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全、無病息災を祈念している。

 15日、男衆や子どもたちは「アー、モクモクモク ネ」と声を上げ「祝いめでたや」で始まる歌を歌って臼の周りを回り、麦をついた。丸木棒は魔よけや疫病よけのお守りとして住民たちが持ち帰った。氏子総代の永瀬正直さんは「高齢化が進む中、できる範囲で祭りを続けていきたい」と話した。

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