加害女性の現状を弁護士が書面で回答 佐世保高1同級生殺害5年

西日本新聞 長崎・佐世保版

 佐世保市で起きた高1同級生殺害事件から26日で5年になるのを前に、加害女性の現状などについて、元弁護団・付添人弁護士が報道各社の取材に書面で回答した。

 回答書によると、弁護士は2、3カ月に1度の頻度で女性と面会している。手紙のやりとりもしており、直近では6月末に手紙を受け取った。

 面会や手紙を通して「命の尊さ、自分がした行為の重大さ、自分自身の感情等に対する気付きなど、さまざまな変化が生じているのを感じる」という。対面した際は命を奪った後悔、被害者や遺族に対する心情、犯行に至るまでの心情など事件について語ることもある。更生プログラムは現在も受けている。

 女性は毎年の命日の前、遺族へ宛てた手紙に謝罪や後悔、命に対する思いの変化、現在の心情などをつづり、弁護士から遺族の代理人に渡している。

 元付添人として「自分の犯した罪と向き合い、被害者やご遺族に対する償いを考え、それを実行しながら、もう二度と罪を犯すことなく生きていくことを切望する」としている。

 報道機関を通して伝えたいこととして、同じような事件の再発防止を挙げた。(1)家庭や学校、地域社会の大人が子どもと向き合い、子どものわずかな変化にも早期に気付き、対応できる関係性を構築する(2)関係機関相互の密接な連携(3)子どもの特性に応じた啓発活動(4)子育ての悩みを持つ家庭への支援(5)子どもの精神科医や臨床心理士の増員‐を列記して「考え得るあらゆる対策を、それぞれの立場において今後も継続して行っていただくことを切に願う」と結んだ。

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