通信使船の対馬派遣中止 韓国側決定 日韓関係悪化が影響か

西日本新聞 社会面

 韓国で復元された朝鮮王朝の外交使節「朝鮮通信使」の木造船が8月に予定していた長崎県対馬市への初航海が中止となったことが25日、分かった。韓国の釜山文化財団(釜山市)などが明らかにした。日韓関係の悪化が影響したとみられる。

 復元船は8月3、4日に対馬市で開催される「対馬厳原港まつり」に参加し、乗船体験などを行う予定だった。同財団によると、船を復元した国立海洋文化財研究所から23日、参加中止の連絡を受けたという。

 聯合ニュースによると、韓国文化財庁の関係者は「韓日関係などさまざまな状況を考慮し、復元船の参加を取りやめた」と述べた。同財団は復元船以外の韓国側関係者がまつりに参加するかどうかは今後判断するとしている。

 対馬市の比田勝尚喜市長は「朝鮮通信使事業は(日韓関係が悪化しても)草の根交流として続けるべきだとの共通認識で推進していた。(復元船の参加中止は)非常に残念」とコメントした。 (釜山・前田絵、平江望)

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