学芸員語りまーす 「富野由悠季の世界」展(6) メカニックも重視 湖川氏の原画

西日本新聞 もっと九州面

青森県立美術館・工藤健志さん

 青森県立美術館(青森市)で戦後日本美術を専門とする。出身は福岡市早良区で、1993年から98年まで福岡県の田川市美術館に勤務し、炭鉱絵師山本作兵衛の展覧会を担当したこともある。

 「富野由悠季(よしゆき)の世界」展でも協力する島根県立石見美術館(益田市)の川西由里さん、静岡県立美術館(静岡市駿河区)の村上敬(たかし)さんと組んで2010~11年に「ロボットと美術」展、福岡市美術館でも15年に開いたウルトラマンデザイナー成田亨の回顧展も企画した。若き日にはアニメーターを目指したという。

 今回の「イチ押し」は「戦闘メカ ザブングル」(1982年)など80年代富野作品のキャラクターデザインを数多く手がけた湖川友謙(とものり)氏のイラスト原画だ。「富野作品のキーパーソンの一人。メカニックも一つのキャラクターとして重視した。下から見上げる『あおり』構図を得意とする」と説明する。

◆展覧会「富野由悠季の世界」 9月1日まで、福岡市中央区大濠公園の市美術館。ポスター、セル画、イラスト原画など約3000点を展示。名場面集も上映する。西日本新聞社など主催。一般1400円、高大生700円、小中生500円。市美術館=092(714)6051。

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