4強28日激突 高校野球福岡大会

西日本新聞 ふくおか版

 第101回全国高校野球選手権福岡大会は、いよいよ大詰め。28日は久留米市野球場で準決勝の2試合が行われる。決勝戦は29日午後1時から、同球場でプレーボールとなる。

 準決勝の第1試合(午前10時開始)は、センバツベスト8入りの筑陽学園と、好投手を擁する九州国際大付が戦う。第2試合(午後0時半開始)は、春の九州大会を制した西日本短大付と、打線好調な伝統校・東筑の対戦。

 甲子園に王手をかけるのは-。4強チームを紹介する。

■厚い投手陣と堅守 筑陽学園

 今春のセンバツ8強チームは、左右、タイプの異なる多彩な投手陣と進藤勇也捕手(3年)を中心とする堅守が持ち味だ。

 これまでにエースの西雄大投手(3年)をはじめ、計6人の投手が継投。中でも、重いストレートと複数の変化球を操る西舘昂汰投手(3年)は全5試合にリリーフ登板し、勝利に貢献してきた。

 今大会前に組み替えた打線も1試合平均4本の長打を記録し、好調をキープ。5回戦の九産大九州戦では九回裏に3点差を逆転してサヨナラ勝ちし、ここ一番の勝負強さも見せた。

 春夏連続出場が射程に入ったが、江口祐司監督は「普段通り、伸び伸びとプレーしてくれたらいい」と話す。

■下村投手を中心に 九州国際大付

 全国屈指の右腕、下村海翔投手(3年)が3年ぶりの夏の甲子園切符をつかみ取るか。

 最速149キロの直球と切れ味鋭いスライダーが武器の本格派。準々決勝の福岡大大濠戦では、抜群の制球力で強力打線から8三振を奪い、完投した。楠城徹監督は「登板するたびに成長していっている」。

 先輩エースの背中を追う2番手の酒井教平投手(2年)も調子を上げている。井上堅心捕手(2年)の冷静なリードの下、この2人で5試合を投げきり、4強チームの中で最小の4点しか失っていない。

 筑陽学園戦も投手戦が予想されるが、「自分のピッチングを信じて貫くだけです」と下村投手。準備は万端だ。

■つながる強力打線 東筑

 5試合で計47得点をたたき出した「つながる強力打線」が特徴で唯一、ノーシードから勝ち上がってきた公立の伝統校。強いチームワークで、2年前の「夏」優勝の再現を狙う。

 4番を打つ和久田秀馬中堅手(3年)が「全員が4番」と評する打線はスイングが鋭く、どこからでも得点機を作る。激しい打ち合いとなった準々決勝の強豪・自由ケ丘戦でも9得点のうち、7点が下位打線から生まれた。

 県内有数の進学実績を誇り、練習時間も長くはない。青野浩彦監督は「ここまで来たのが奇跡」と謙遜するが、勢いは一戦ごとに増している。手嶋琳太郎主将(3年)の「次も頑張ります」に、手応えが感じられる。

■攻守に役者ぞろい 西日本短大付

 春の九州大会王者は、攻守ともに役者がずらりとそろう。

 俊足の1番打者、近藤大樹主将(3年)は、遊撃の守りも含め三拍子そろったプロ注目の逸材。4、5回戦で連続アーチをかけた主砲の神宮隆太捕手(3年)は、的確なリードと強肩で守備でも「要」となる。

 春からエースナンバーを背負う江崎陸投手(3年)は今大会、3試合計24回を投げ防御率2点台と安定。西村慎太郎監督も「精神面も成長し、安心して見ていられる」と信を置く。

 「経験値が高く、ピンチでも全員が落ち着いてまとまりがあるチーム」と西村監督。一昨年の準決勝で苦杯をなめた東筑に雪辱し、9年ぶりの頂点へ勢いをつけたい。

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