古豪嘉穂 忍耐力で挑む 準V経験のOBから刺激 玉竜旗高校剣道男子

西日本新聞 スポーツ面

 頼れる大将には甘えなかった。嘉穂の副将坂井星弥(2年)が、初戦で旭川大高(北海道)の中堅と副将を連破。「この先、大将がきつくなる試合がやってくる。ここは自分で終わらせたかった」と相手大将と引き分け、大黒柱の城戸翔午(3年)に回さなかった。

 金鷲旗男子で6度の優勝を誇る柔道部が有名だが、剣道部も玉竜旗男子で3度準優勝(1958、61、62年)し、3位も7回と歴史がある。当時活躍したOBは今でも学校の道場に顔を出す。現役生は先輩の剣を受け、伝統の重みを感じながら強くなってきた。「伝統校として先輩たちは礼節も厳しく指導してくださる。精神的に追い込む稽古も多く、きつい場面で耐えられる力がついた」と語る城戸は、初出場した今月上旬の九州大会個人戦でベスト8に入った。

 週1回は道場を開放し、地域の指導者と1時間稽古する。交流も深い地元からの期待は大きい。3回戦で強豪の和歌山東と当たり、順当なら4回戦で関東大会3位のシード校、横浜(神奈川)に挑む厳しい組み合わせだが「剣道はやってみないと分からない」と中藤孝信監督。城戸も「応援してくださる方のためにも、悔いが残らない試合をする」とシード撃破で伝統校の存在感を示すつもりだ。

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