大分国際情報旋風狙う 創部4年初の選抜で16強 玉竜旗高校剣道男子

西日本新聞 スポーツ面

 創部4年目の大分国際情報が4度目の玉竜旗で好発進した。初戦の2回戦では興国(大阪)を相手に次鋒の藤原大和(3年)が4人抜き。創部当初から指導する高倉寛矢監督は「無事勝ててよかった。一戦一戦勝ち上がりたい」と笑った。

 26歳の高倉監督は2011年、水戸葵陵(茨城)の大将として準優勝に貢献。福岡大大濠との決勝では、後に史上最年少の21歳5カ月で全日本選手権を制した相手大将の竹ノ内佑也(警視庁)に延長で敗れた。同年は東日本大震災の影響で春の全国選抜大会、魁星旗が中止。全国総体では個人戦優勝も団体は8強止まりで、高校最後に悔しさを残した。「もう一度全国に」という思いもあり、国士舘大を卒業後、剣道部創部に動いていた学校の誘いを受け、故郷大分県で教員の道に進んだ。

 重視するのはチームの一体感。監督自ら練習台となる掛かり稽古では、他の部員が声援を送って稽古をする部員を励ます。練習後には一緒にバスケットボールや野球、ボウリングをしてコミュニケーションを図る。11年の全国中学校大会優勝校で父の聖史さんが監督を務める杵築中(大分県杵築市)から藤原や大将の安倉直哉主将(3年)が加わるなど、有力選手も多く入部した。

 チームは今春の全国選抜大会に初出場して16強入りするまでに成長。やはり高倉監督が率いる創部2年目の女子も、今年初めて玉竜旗に出場して3回戦でシードの左沢(山形)を破り、4回戦進出の成績を残した。

 藤原は「先生の成績を超えて恩返しをしたい」と意気込み、安倉も「日本一まで監督を連れて行きたい」と3年間の思いを竹刀に込める。昨年は5回戦敗退。今年は大分県勢として1990年の佐伯鶴城以来29年ぶりの頂点を狙う。

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