藤蔭連覇3回目の夏切符 総合力で大分商退ける 高校野球大分大会

西日本新聞 大分・日田玖珠版

 第101回全国高校野球選手権大分大会(県高野連など主催)は28日、大分市の別大興産スタジアムで決勝戦が行われた。藤蔭が大分商を5-1で破って優勝し、2年連続3回目の甲子園出場を決めた。大会2連覇は2003年の柳ケ浦以来16年ぶり。

 藤蔭は、相手のミスを見逃さずに得点につなげるそつのなさ、ここぞというところで適時打を放つ集中力が光り、大分商を破った。

 初回は安打や盗塁でランナーを三塁に進め、塚本修平(3年)の犠飛で先制。四回には押し出しで1点を追加し、七回には長打などで3点を加えて突き放した。先発小宮大明(同)はピンチにも動じず、六回1失点。七回にマウンドを引き継いだ高田大樹(2年)も好投した。足を絡めた攻撃力と継投という総合力で、相手を上回った。

 甲子園球場(兵庫県西宮市)での全国大会は、8月3日に組み合わせ抽選会があり、6日に開幕する。

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足絡め攻撃、主導権握る

 完璧な試合の入り方だった。初回、先頭の江口倫太郎(3年)が安打で出塁すると、盗塁。攻めの姿勢が相手の送球ミスを誘って一気に三塁へ進み、4番塚本修平(同)の大飛球で先制し、主導権を握った。

 1回戦から準決勝までの5試合で盗塁は12。この日も4盗塁に成功した。積極的に足を絡める攻撃スタイルは、2月に就任した竹下大雅監督が打ち出した。「去年より打撃力に欠けており、足を使えば進塁も相手を揺さぶることもできる」

 1点差に詰め寄られていた七回には、無死一、三塁で3番樋口昇樹(同)の勝負強い打撃などで3得点。「冬と夏前に毎日最低千本振り込んだ成果が出た」と選手達は胸を張った。

 先発の小宮大明(同)は「一人で投げ抜くチームではない」と継投を見据えて初回から全力投球。打線の援護もあって落ち着いた投球をみせ、高田大樹(2年)と2人で1失点に抑えた。

 2連覇の重圧から解放され、涙を流したのもつかの間、主将の松尾将(3年)は「甲子園で勝てるよう、気持ちを切り替えて練習したい」と力を込めた。ノーシードからの下克上で2年連続3回目の甲子園行きを決めた勢いに乗り、“聖地”での初勝利を目指す。

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