八女の仏壇職人が熊本地震被災の寺支援 本堂巻障子を修復

西日本新聞 筑後版

 熊本地震で被災した熊本県益城町の寿徳寺の復旧を支援しようと、八女市亀甲の仏壇職人、中島正之さん(82)らが本堂の巻障子を修復した。材料費の一部だけを受け取る格安の奉仕作業。中島さんは「困ったときはお互いさま。復興に向け、少しでも助けになれば」と話している。

 寿徳寺は、震災で住職らの自宅が全壊。本殿は残ったものの損傷した箇所は多く、仏壇を安置する内陣と参拝者が座る外陣を隔てる巻障子(高さ2・1メートル、横0・4メートル)12枚も枠が壊れた。

 中島さんは昨年、寿徳寺に過去に製作した仏壇を寄付しており、そのつながりで今回の依頼を受けた。巻障子は自宅に持ち帰り、うるしや金箔(きんぱく)を塗るなど約3カ月をかけて修復。知人で建設業の大坪博通さん(57)=八女市蒲原=が地震で傾いた寺の柱やかもい、かまちのゆがみを直し、建て付けられるようにした。

 中島さんは「ご奉公の気持ちでさせてもらった。喜んでもらえたようで、良かった」と語った。

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