ゴリけんさん玉竜旗“初出場” 九学時代は応援席、きょうテレビ解説

西日本新聞 社会面

 特番で念願の玉竜旗出場だ! 29日に男子王者が決まる玉竜旗高校剣道大会のテレビ放送(同日午後3時50分からFNS九州・沖縄8局ネット)でお笑い芸人のゴリけんさん(45)=本名町田健一郎=がゲスト解説と優勝校へのインタビュアーを務める。男子で9度の優勝を誇る九州学院(熊本)剣道部に在籍したがレギュラーになれず、玉竜旗は応援側だった。それでも「今の自分があるのは剣道のおかげ。感謝を込めて臨みたい」と闘志を燃やす。

 熊本県八代市出身。父・良昭さん(80)も九州学院で玉竜旗に出場し、10人抜きを果たしている。小5で剣道を始め、憧れの同校に進んだ。だが選手層は厚く、玉竜旗は会場2階スタンドで声援を送った。「悔しさよりも応援しようという気持ちが大きかった。でも、選手だけが行ける『1階に下りてみたい』という思いもあったかな」

 名門校の厳しい稽古を乗り越えられたのは、部のムードメーカーとして認められたから。ランニング中にお尻を出して大受けしたのがきっかけで、「剣道部にいなかったら、今の道には進んでいない」。芸人になって玉竜旗の仕事を希望し続けたが、オファーは来ない。7年前、テレビ番組をきっかけに稽古を再開して昨夏、4段を取得。念願の番組出演も決まった。「言葉のアピールだけでは『打突』が甘く、4段取得が決め手になって、欲しかった『1本』が取れたのかも」

 福岡大でも剣道を続け、高校、大学の先輩が剣道関係者に多い。出演が決まり、各校監督への取材や試合見学、動画を見ながらの解説練習も重ねる。「勝負の決め手、抜き勝負ならではの戦略、競技の魅力…礼節は欠かさず、でも軟らかく分かりやすく伝えたい」。芸人というよりも「町田4段」の肩書がふさわしい面持ちで、初の大舞台に臨む。

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