福岡常葉スーパー1年生が快進撃 藤島心15人抜き

西日本スポーツ

 ◆玉竜旗高校剣道男子4回戦:福岡常葉〈不戦4人〉花巻北(28日・福岡市照葉積水ハウスアリーナ)

 ノーシードの福岡常葉は先鋒の藤島心(1年)が27日の2回戦から4回戦まで15人抜きを達成した。1年生の15人抜きは2004年の石田雄二(東京・高輪)以来15年ぶり。2年前に10人抜きした兄で大将の剣(3年)を温存させた。

■大会最多は24

 一心不乱に攻め抜いた。福岡常葉の藤島心は、16歳の誕生日だった27日の2回戦に続き、3、4回戦も全勝。兄の剣が2年前に果たした10人どころか、1年生では15年ぶりの15人抜きだ。「いつも兄の方が成績は上。初めて超えた」と笑顔を見せた。

 父の清隆監督も1986年に福岡大大濠で5人抜きを達成。2001年に福岡常葉の前身、福岡南女子を率いて玉竜旗を制した。「2人は私の子だということで重圧になるかも。長男には刃筋正しい子に、次男は心の強い子になってほしかった」と2人の子に剣道にちなんだ名を付けた。

 期待通りに兄弟は幼い頃から父が指導する高校の練習に参加。剣は安定感のある正統派に、心は「試合前に相手の大将を見て集中し、心を奮い立たせる」と強心臓を持つ剣士になり、共学になった父の学校へ入った。心は3回戦の中央学院(千葉)戦で相手中堅に1本を先取されたが「焦って打っても1本は取れない。0-0と思った」。合い面で追いつき、小手を決めて連勝をつなげた。

 昨年は剣の活躍で男子では最高の16強入り。今年7月の九州大会個人戦で3位に入った兄を心は「人一倍稽古し、迫力がすごい」と尊敬する。剣も「一瞬に全てをかける気持ちの強さは尊敬する」と弟を認める。

 大会の最多抜き記録は02年の高橋孝司郎(鹿児島実)の24人。心が6回戦まで抜き続ければ更新する。チームの目標は8強でも、心は「記録を狙いつつ、優勝するためにいい形でつなげたい」と疲れを感じさせない。順当なら昨年敗れた九州学院と再戦する7回戦まで、兄には回させない。 (末継智章)

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