田川伊田駅舎の運営権継続 田川市 資金調達にめど

西日本新聞 筑豊版

 田川市は30日、運営会社「デザインステーション」の資金難などから開業が大幅に遅れている田川伊田駅について、金融機関の融資が決定し、当面の資金調達のめどが立ったとして、運営権を継続することを明らかにした。駅舎2階部分のゲストハウス(簡易宿泊所)と鉄板焼きレストランは8月中旬の開業を目指す。

 市によると、デ社の立て直しのため、久留米市でホテルや学生寮の運営などを手がける佐藤圭氏が取締役に就任。駅舎の内装工事などが未払いだった業者との分割払いの交渉がまとまり、新たに出資300万円、増資500万円、私募債で3580万円の自己資金を調達。24日に金融機関から計4千万円の融資決定があり、このうち2千万円が30日に実行され、残り2千万円が31日までに実行予定という。

 最低限必要な支払いと当面の運転資金は確保でき、運営権取り消し要件には該当しないと判断した。

 1階のパンやコーヒーなどの軽食販売所、地域産品の紹介・販売所は、現時点でオープンの見通しが立っておらず、開業式典は1階の商業スペース部分がオープンしてからとしている。

 田川伊田駅をめぐっては当初、4月26日の全面開業を目指していたが、デ社の資金難から業者への工事代金支払いができない状況に陥っていることが5月に表面化。市は、このままの状態が続けば、同社に設定していた30年間の運営権を取り消すことを通告。その後、支援者が現れ、6月に取り消しを一時保留するとしていた。

 また、市によると、8月2日から10月20日までの午後5時半~同10時半、2階の鉄板焼きレストラン内とテラスでビアガーデンを開く。

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