久々に向かった福岡県太宰府市の宝満山(829メートル)で不思議なおじさんに出会った

西日本新聞 社会面

 久々に向かった福岡県太宰府市の宝満山(829メートル)で不思議なおじさんに出会った。石段の脇の落ち葉を手でならしたり、混ぜ返したり。尋ねようか迷っていると、すいすい先に行かれてしまった。

 下りで張り紙に気付いた。「1センチくらいの小さな子ガエルの大群が登山道を登っています」。踏まないで、という注意書きだった。何と、1カ月もかけて登頂するそうな。張り紙にあったホームページを見ると、カエル目線で書かれた「登山ガイド」が。側溝に落ちても「最近は優しい人間が落葉や石で足掛かりを作っている」から大丈夫。難関「百段がんぎ」では「子ガエルを励ますため親ガエルが時々、出迎えています」。こちらも応援したくなる。

 あのおじさんは、カエルのために登山道を整備していたのかも。ああ、みんなの宝満山なんだなあと妙に納得。カエルが高みを目指すのも、やはり「そこに山があるから」なのでしょうか。 (阪口由美)

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