日韓 今こそ民間交流 長崎・対馬で朝鮮通信使行列を再現

西日本新聞 一面

 江戸時代に朝鮮王朝が日本に派遣した外交使節「朝鮮通信使」を再現した市民らの行列が4日、長崎県対馬市であった。日韓対立の激化に伴い、一時は韓国側の参加が危ぶまれたが、韓国釜山市からの参加者約50人を含む計約300人が色鮮やかな衣装をまとい、市中心部を練り歩いた。

 通信使の行列は毎年8月にある「対馬厳原港まつり」のメイン行事。強い日差しの中、一行は厳原港から旧対馬藩主、宗家の菩提(ぼだい)寺「万松院」までの約1・5キロを朝鮮伝統の踊りや楽器の演奏をしながら約30分かけて歩いた。対馬、釜山両市の関係者は「政治的に厳しい時こそ、文化交流が必要。絶やさないようにしたい」と関係改善を願った。

 万松院では、かつて両国が交わした「国書」の交換も再現。対馬藩主に扮(ふん)した陸上自衛隊対馬駐屯地の山口勝司令(46)と、通信使の正使役を務めた釜慶大の南松祐(ナムソンウ)名誉教授(65)がそれぞれ国書を読み上げて交換し、固い握手で友好交流の継続を確かめ合った。

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