「宇宙人は悪者ですか?」…

西日本新聞 オピニオン面

 「宇宙人は悪者ですか?」「どうしてそう思ったの?」「なんか僕、宇宙人が怖くて…、でも良い人だったら仲良くなりたいです」

▼NHKラジオ「夏休み子ども科学電話相談」。宇宙人はいると思うと言うその小学3年生に、回答者の国司真さん(かわさき宙(そら)と緑の科学館・プラネタリウム解説員)は「おじさんもいると思うけど、まだ見つかっていないんだ」

▼聞きながら、国立天文台副台長の渡部潤一さんの著書に「宇宙人はいるかと聞かれたら、天文学者のほとんどはいると答える」とあるのを思い出した。生命の存在を想像できる惑星は銀河系だけでも万単位を超えるとか

▼地球人との交信、遭遇を求める宇宙人を空想する。世界中でUFO目撃情報が絶えない現実が空想を可能にする。日本では航空自衛隊のパイロットによる目撃情報も数多い

▼宇宙人は悪者か、との質問に国司さんは「優しいはず」と答えた。米国の有名な天文学者カール・セーガン博士(故人)が講演でそう話していたそうだ。はるかかなたからやって来るのだから素晴らしい科学文明を持っている。戦争などしないし、環境破壊なんかも乗り越えたに違いない。悪者であるはずがない、と

▼宇宙人は地球人をどう思うだろう。優しいと思ってくれるといいが。戦争は? 環境問題は? 天の川を見ながら自問自答してみたくなる。夏休みの自由研究のテーマになるかもしれない。

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