平戸市春日集落の魅力を漫画に 地域協力隊員が企画

西日本新聞 長崎・佐世保版

 平戸市は、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に含まれる春日集落のキリシタン史を題材にした漫画「平戸切支丹ものがたり 丸尾山」を制作した。 

 企画したのは地域おこし協力隊員の田中能孝さん(42)。「ポップ」と呼ばれる店内広告のうまさに着目していた同市崎方町の衣料品店主、米倉裕治さん(49)に作画を依頼し、A4判4ページの漫画が完成した。

 丸尾山は春日集落の聖地で、地元住民は敬意を込めて「丸尾様」と呼ぶ。1561年に集落に入って布教したポルトガル人宣教師、ルイス・デ・アルメイダの書簡を基にした記述にも、頂に立つ十字架が「村人たちの偉大な信仰の証し」とある。アルメイダは母親を亡くした少年、三ノ介を慰め、祈りの数珠ロザリオを手渡す。

 米倉さんは「漫画というツールで春日の魅力が伝わればうれしい。続編を頼まれたら描きます」とやる気満々。田中さんは「いにしえの春日を表現できた。世界遺産となった真価を理解し、聖地を守ろうという人を平戸に増やしたい」と話している。

 2万部を発行。春日集落の案内所「かたりな」、米倉さんが営む「しみづや」、観光関連施設などで入手できる。

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