角打ち文化研究会新会長に吉田茂人さん 月1飲み会楽しく再開

西日本新聞 北九州版

 酒販店で立ち飲みする「角打ち」を北九州市の文化として発信する愛好家団体「北九州角打ち文化研究会(通称・角文研)」で、長年空席になっていた会長職に、皿倉登山鉄道(八幡東区)社長の吉田茂人さん(61)が就任した。吉田さんは早速、途絶えていた月1回の飲み会「月例会」を再開。「楽しく交流しながら、北九州の角打ち文化を盛り上げたい」と意気込んでいる。

 角文研は2005年、初代会長の須藤輝勝さんら約10人で結成した。会員制交流サイト(SNS)で店舗情報の交換をしたり、店舗を紹介する小冊子を発行したりしている。輪は広がり、現在は市外も含め約300人の会員がいる。

 吉田さんは06年、角文研に加入。市の情報誌「雲のうえ」発行がきっかけだった。当時の市にぎわいづくり企画課の課長だった吉田さんは同誌の編集人になり、創刊号のメインテーマを決めることになった。編集委員会のメンバーだった画家牧野伊三夫さんが提案したのが「角打ち」だった。

 吉田さんは八幡東区の出身だが、「近寄りがたい所」と感じ、角打ちに行ったことはなかった。「受け入れられるテーマか」と不安もあったが、角文研に取材協力を依頼し、完成した創刊号は評判を呼んだ。吉田さんは「東京在住の牧野さんだから、角打ちの珍しさに気付いたのだろう。その後の角打ち人気の契機となった」と振り返る。

 会長職は数年前に須藤さんが退き空席になっていたことから、吉田さんの定年退職を待っていた会員たちに推され4月、会長に就いた。吉田さんは7月、会員に向けたメッセージで角打ち店の減少に触れ、「素晴らしい文化を長く守っていく」とあいさつした。

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