【動画あり】爆笑「ひょっとこ踊り」全国から2千人参加 宮崎・日向市

西日本新聞

 豆絞りの手ぬぐいを頬かぶりしたひょっとこ、おかめ、キツネのお面姿の踊り手がユーモラスに踊る「日向ひょっとこ夏祭り」(宮崎県日向市主催)が2、3の両日、同市で開かれた。笛や太鼓の軽妙なリズムに乗ったひょうきんなひょっとこ踊りが披露されると会場には爆笑も。うだるような暑さも吹き飛ばす熱気だった。

 フィナーレを飾るパレードは3日夜に行われ、北海道から鹿児島まで計18府県から111団体2千人以上が参加。地元からも愛好会をはじめ企業や病院、海保、消防など各種団体に小中高生や園児まで加わった。しっぽを付けたキツネがおかめを誘い出し、それに続いたひょっとこたちの滑稽な表情が沿道の笑いを誘っていた。

 ひょっとこ踊りは、明治時代に同市永田地区で眼科医をしていた橘公行が伝承の神楽をアレンジして広めたと伝わる。地元の青年たちが五穀豊穣(ほうじょう)、商売繁盛、子孫繁栄を祈願して踊りを継承し、今に続く。

 踊り審査の最高賞の「ひょっとこ大賞」には、熊本県相良村の「日向ひょっとこ踊り肥後愛好会(肥後笑福会)」が選ばれた。

 大賞、金賞に次ぐ3位の銀賞に輝いたのが福岡市の「日向ひょっとこ踊り長住愛好会」。踊りを指導する一ノ瀬真一郎さん(71)は「ひょっとこ踊りは、お祭り好きの福岡人の血も騒がせる」と話す。福岡市や久留米市など福岡県からは15団体245人が訪れ、地元宮崎県に次ぐ勢力となっている。

 1984年に始まったひょっとこ夏祭り。全国の祭りや伝統行事が人口減少などによる担い手不足で存続の危機にある中で、今年の夏祭りには、過去最多の昨年に並ぶ7万5千人が参加した。祭りの実行委員会の岩本倫尚委員長(41)は「シンプルだが奥深く、見ても踊っても楽しいのがひょっとこ踊りの魅力。長く続けていきたい」と話した。

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