筑前町と沖縄市、中学生が「平和」交流 戦争の悲劇 互いに学ぶ 

西日本新聞 ふくおか都市圏版

 太平洋戦争末期の沖縄戦の激戦地、沖縄県沖縄市の中学生が7日、筑前町の大刀洗平和記念館を訪れ、同町の中学生と平和をテーマに交流した。地上戦で多くの犠牲者が出た沖縄県と、東洋一と言われた旧陸軍大刀洗飛行場への空襲で多くの人命が奪われた筑前町。両地域の子どもたちは古里以外で起こった戦争の悲劇を学び合い、命の尊さや平和の大切さをかみしめた。

 沖縄市の中学生は、沖縄戦の歴史を伝える市の「平和大使」の17人。大使の記念館訪問は5年連続で、夏休み期間中、同館のボランティアガイドを目指して飛行場の歴史などを学ぶ筑前町の中学生ら19人と交流した。

 この日は、筑前町の中学生が戦闘機の展示される館内を案内し、沖縄の中学生は紙芝居を使って沖縄戦を紹介した。

 沖縄市の中学生の記憶に強く残ったのが「頓田の森の悲劇」。1945年3月、飛行場を狙った米軍機の爆弾が近くの頓田の森に落ち、隠れていた小学生31人の命を奪った。安慶田(あげだ)中2年の佐喜真揺月(さきまゆづき)さん(14)は「戦争の悲劇はどこも変わらない」と語った。筑前町の夜須中3年の倉掛榛夏(はるか)さん(14)は「戦争の記憶が風化しないよう、私たちが伝えていかなければと思った」と言葉を強めた。

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