打力の藤蔭 粘り発揮 「戦い抜いた」観客拍手

 第101回全国高校野球選手権大会で2年連続3度目の出場となった県代表の藤蔭は大会3日目の8日、明徳義塾(高知)と対戦し、4-6で敗れた。甲子園の強豪相手でも決してひるまず、中盤には集中打で点差を縮めた。最後まで戦い抜いたナインに観客席からは温かい拍手が送られた。

 紫色のメガホンが揺れる藤蔭の三塁側アルプススタンド。「頑張れ!」「負けるな」。決戦に臨むナインに向けて、力強いエールがあちこちから飛んだ。

 試合は息詰まる投手戦で幕を開けた。先発のエース小宮大明(ひろあき)投手(3年)が三回まで相手打線を1安打無失点に抑える完璧な投球を披露。小宮投手の母都子さん(54)は「こっちまで心臓がドキドキする。スタンドの応援を武器に力を出し切って」と見守った。

 だが、中盤に差し掛かった四回、相手打線につかまり2失点。六回には2番手の高田大樹投手(2年)も打たれ、点差は6点に広がった。

 「藤蔭の実力はこんなもんじゃない。もっとグラウンドで暴れ回れ」。応援団長の飯塚翔磨(しょうま)さん(3年)は裏の攻撃に向け、掛け声を一段と強めた。

 すると六回裏、藤蔭の強力打線が牙をむく。代打の川上晃輝選手(3年)の安打を皮切りに好機をつくり、3番樋口昇樹選手(3年)の適時二塁打で反撃開始。樋口選手の父一樹さん(43)は「毎晩、近所で黙々と素振りを続ける姿を見てきた。彼の努力が報われてうれしい」。その後も安打を重ね、この回だけで4点を入れた。

 2点を追う最終回。安打や相手のエラーで一、二塁となりスタンドの熱気は最高潮に。昨夏の大会で4番打者として出場したOBの奥園颯さん(19)も友人とメガホンを打ち鳴らし応援。しかし、最後の打者が遊ゴロに倒れ万事休す。思わず空を仰いだ奥田さんは「昨年より今年のチームの方が断然強かった。悔しいけれど最後まで粘りに粘った後輩たちにナイスゲームと言ってあげたい」。スタンド前で一礼するナインを拍手でねぎらった。

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