「新中津市学校」オープン 市民に学びの場提供

西日本新聞 大分・日田玖珠版

 中津市は、老朽化した旧市歴史民俗資料館をリニューアルし、市民の学習交流施設「新中津市学校」としてオープンした。明治初期、慶応義塾の分校的な役割も果たした「中津市学校」にちなみ命名した。中高生の学習スペースや社会人の生涯学習の場としての役割のほか、福沢諭吉ら中津市ゆかりの慶応大関係者の足跡などを市と同大が共同研究する拠点ともなる。

 同館は、慶応義塾第3代塾長を務めた小幡篤次郎(1842~1905)が土地と蔵書を市に寄贈し、1909年に中津図書館として設立。現在の建物は2代目図書館として38年に建てられ、92年に市歴史民俗資料館となった。97年には国登録有形文化財に指定されている。

 老朽化などに伴い、昨年7月に閉館し改修工事を行っていた。新中津市学校は旧館の外観を生かした学習交流棟(木造2階建て)と収蔵庫棟(鉄筋コンクリート3階建て)の計2棟575平方メートルからなり、事業費は1億2580万円。

 市民の学習や社会活動などへ無料開放(一部有料)するほか、慶応義塾福沢研究センターの元職員が期限付き市職員として常駐し、福沢ら中津ゆかりの同大関係者の研究も行う。

 3日のオープニング式典で、同大の長谷山彰塾長は「中津市学校は慶応義塾の理念を移し植えた先進的な学校だった。新中津市学校が福沢と小幡の志を受け継ぐ学びの場になることを期待したい」と話した。

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