母校と監督へ恩返し 筑陽の松本コーチ甲子園で誓う

西日本新聞 ふくおか版

コーチとなって母校に戻った筑陽学園OBの松本一志さん(左) 拡大

コーチとなって母校に戻った筑陽学園OBの松本一志さん(左)

 夏の甲子園6日目(11日)に登場する県代表、筑陽学園の松本一志コーチ(23)は同校OBで、江口祐司監督(56)の元教え子。「基礎を固め、接戦を守り勝つ。筑陽のスタイルは変わりませんね」。さわやかに笑う若きコーチは、立場を変えて甲子園で勝利を目指す。

 5年前まで野球部で一塁手としてプレーしていた。江口監督の下、最後の夏は県予選準々決勝で涙をのんだ。卒業後、上武大(群馬県)に進学し野球部へ。大学3年の秋、選手から学生コーチへ転向した。江口監督のような指導者になりたいとの気持ちが強まった。

 今年4月、江口監督に自らコーチを志願し、快諾された。現在は公益財団法人に勤務。朝練に出てから仕事へ行き、終業後にまたグラウンドへ向かう。主に行うのは練習の補助やストレッチの指示、選手らの体調管理などのサポートだ。

 この夏、少しでも母校と監督へ恩返しができればとの一心で、仕事を休み甲子園へ。炎天下、選手らの練習を連日支えている。

 江口監督は「年が近いので生徒も相談しやすい。高校のときも面倒見のいい選手でしたよ」と穏やかに話す。同じ指導者になった教え子。しかし今も親しみを込めて「松本!」と呼ぶ。

 「監督を日本一にしたいという思いは選手と同じ」。自身の夢でもあった甲子園の舞台まであと2日。今日も選手たちと汗を流す。

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