吹上浜拉致41年 「情報を…」 被害者家族が呼び掛け

西日本新聞

 鹿児島県日置市の吹上浜で、市川修一さん=当時(23)=と増元るみ子さん=当時(24)=が北朝鮮に拉致されてから41年になるのを前に、県警は9日、拉致現場近くのさつま湖畔で、通行車両のドライバーらにチラシなどを配って情報提供を呼び掛けた。市川さんの兄健一さん(74)=同県鹿屋市=も駆けつけ、「被害者全員が帰国するまでこの問題を忘れないでください」と訴えた。

 2人は1978年8月12日、吹上浜で北朝鮮の工作員に連れ去られた。直前に立ち寄ったさつま湖畔で撮影した写真が残っている。県警は毎年、事件発生日の前後に広報活動を実施している。

 この日は、日置署員や防犯団体のメンバー約40人が参加し、2人の写真や事件の概要が印刷されたチラシとうちわを配布。健一さんも「何か情報があればお願いします」とドライバーに呼び掛けた。

 拉致問題を巡っては、米朝首脳会談でトランプ大統領が言及し、安倍晋三首相は北朝鮮に「無条件での日朝首脳会談」を呼び掛けているが目立った進展はみられない。健一さんは「早く日朝首脳会談につながってほしい。政府を後押しするためにも世論を高めていくしかない」と話した。

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