原爆題材の紙芝居披露 米国出身の詩人、長崎原爆資料館で

西日本新聞 長崎・佐世保版

紙芝居「ちっちゃいこえ」を披露するアーサー・ビナードさん 拡大

紙芝居「ちっちゃいこえ」を披露するアーサー・ビナードさん

 米国ミシガン州出身で広島市在住の詩人、アーサー・ビナードさん(52)が、長崎市平野町の長崎原爆資料館で、原爆を題材に制作した紙芝居「ちっちゃいこえ」を披露した。核の恐怖や命の尊さを訴えるビナードさんは「長崎の大切な日に思いを共有できてよかった」と語った。

 1990年に来日。原爆を題材にした絵本などを手掛け、2001年には優れた現代詩集に贈られる「中原中也賞」を受賞している。

 「ちっちゃいこえ」は、画家の故丸木位里・俊夫妻が被爆地の惨状を描いた連作絵画「原爆の図」を基に7年かけて制作。舞台は1945年の広島で、ピカッと空が光り、炎に包まれる親子など16の場面を、語り部の猫「クロ」の視点で描いている。今後、長崎を舞台にした紙芝居も制作する考えという。

 祖母を原爆で亡くした長崎市三芳町の主婦、中村扶美子さん(70)は「外国の方も平和について発信していることにうれしく思いました」と話した。 

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