猛攻しのぎ木村1勝 王位戦第3局

 将棋の豊島将之王位(29)=名人=に木村一基九段(46)が挑む第60期王位戦7番勝負第3局(西日本新聞社主催、JR九州、サニクリーン九州、西日本新聞ビルディング協賛)は9日午前9時から、福岡市中央区の大濠公園能楽堂で指し継がれ、午後6時59分、後手番の木村が118手で勝った。木村は対戦成績を1勝2敗とし、初タイトル獲得に望みをつないだ。

 持ち時間各8時間のうち、残りは豊島1分、木村17分。第4局は20、21日に神戸市の「中の坊瑞苑」で行われる。

 相矢倉から豊島の攻め、木村の受けと棋風通りの展開になった第3局。2日目は木村の封じ手4五同銀(52手目)から始まった。木村は3七銀(56手目)からの反撃で飛車を追い立てる。豊島は飛車を見捨てて3四銀(73手目)から相手玉に必死に迫った。しかし木村は手堅い受けで豊島の攻めを断ち、8六歩(100手目)から再び反撃して勝ちきった。立会人の深浦康市九段は「封じ手以降は木村九段がペースをつかみ、豊島王位の猛攻をうまくしのいだ。両者とも力のこもった戦いだった」と語った。

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