アーケードと別れ惜しむ 八幡祇園町銀天街 踊りや演奏で盛り上がる

西日本新聞 北九州版

 老朽化に伴い、アーケードが撤去される北九州市八幡東区の八幡祇園町銀天街で10日夜、地域のシンボルとの別れを惜しむイベント「商店街さよならアーケード七夕会」があり、住民らでにぎわった。

 同銀天街協同組合(松丸順子理事長)によると、1945年8月の八幡大空襲で焼け残っていた祇園町筋に商店が集まり、60年にアーケードが完成。製鉄所の社宅に囲まれてにぎわい、100店舗ほどが軒を連ねたこともあった。

 だが、「鉄冷え」や大型商業施設の進出などもあって店舗や客足は減少。組合は数千万円に上るアーケードの補修費用を今後も負担し続けることは困難と判断し、昨年6月に撤去を決めた。近く解体工事が始まるという。

 「七夕会」は住民有志が「約60年間、往来を見守り続けたアーケードのお別れイベントを」と呼び掛け、組合関係者らと実行委員会を組織。地元の児童によるブラスバンド演奏や、伝承されてきた「前田の盆踊」で盛り上がり、参加者たちが炭坑節を踊ってフィナーレを飾った。松丸理事長は「アーケードはなくなるが、地域に根ざした商店通りとしてこれからも頑張っていきたい」と話している。

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