熊本工、猛追あと一歩 関東第一に惜敗

西日本新聞 熊本版

 第101回全国高校野球選手権大会で熊本工は14日、関東第一(東東京)との接戦の末、5-6で敗れた。後半に追い上げ粘り強く戦った熊本工のナインにアルプススタンドに集まったOBや在校生たちは「ありがとう」「よくやった」と惜しみない拍手を送った。

 初回の守備、野球部員の佐藤吉男さん(3年)は「今年の夏は熊本旋風。今日も吹きます熊工の風が」と口上を述べ、アルプススタンドを盛り上げた。先発林彪太郎投手(3年)は走者を出しながらも二回まで無失点。父伸一さん(51)は「粘り強さが息子の持ち味。今日はいい球を投げている」と自慢げに話した。

 失策で失点した直後の四回、四球で出塁した吉山綸太郎選手(3年)を4番内田雄大選手(3年)が右翼への適時打で返し、追いついた。心配そうに打席を見守っていた内田選手の母紀美子さん(48)は「陰で努力する息子、報われて良かった」と笑顔。

 五回は失策もあり、4点を失った。スタンドで声をからして応援していた野球部員の村山俊介さん(1年)は熊本工が23年前に準優勝した時のエース幸一さん(40)の長男。あの夏の再来を信じて声援を送り続けた。

 七回は内田選手と森翔太郎選手(2年)が連打。初戦でサヨナラ本塁打を放った山口環生選手(3年)の適時打で2点を取り返した。山口選手の母里美さん(49)は「思いっきり振り抜けば打てると信じていた」と目を細めた。

 2点差で迎えた九回は安打で出塁した森選手が内野ゴロの間に生還。追い上げムードにスタンドは沸いたが、ここまでだった。林投手は試合後、「最後まで粘り強く戦えた」と振り返った。 

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