【街みらい】介護の働き方改革 「北九州モデル」来年提案

西日本新聞 北九州版

体温などが自動入力される介護作業の記録システム 拡大

体温などが自動入力される介護作業の記録システム

 北九州市は情報系機器や移乗支援の介護ロボットを駆使し、介護現場の働き方改革を推進する「北九州モデル」の構築を目指している。国家戦略特区に認定された2016年度から、現場で機器導入の実証を繰り返し、本年度中に残業時間の減少や経営改善などの効果をモデル施設で最終的に検証。成果をとりまとめ、来年2月に国に提案する。

 18年度も国の委託事業で、移乗支援機器の使い方を詳細にまとめた「介護ロボットを活用した介護方法の手順書」などを作成した。

 9月からは、門司区の特別養護老人ホーム(利用者約40人)で移乗支援のロボットのほか、入所者の動きを捉える「見守り支援」、検温や血圧の記録を蓄積する「記録支援」などの情報系機器を組み合わせる実証を行う。介護時間以外の業務縮小▽残業時間の減少▽有休取得の推進▽介護の質、安全性の維持▽経営改善-などの効果を検証していく。

 市先進的介護システム推進室は「介護業務を整理しながら、元気な高齢者にも担ってもらったり、ロボットを活用したりして新たな働き方改革を提案したい」としている。今月22日には国への提案をまとめる組織として、市医師会などがメンバーの協議会も設置する。

 秋からは、介護ロボットなどの実証に協力してきた市内施設の先行事例集も取りまとめる。平行して、介護ロボットの使い方などを広める育成講座などを開いていく。20年度からは「北九州モデル」を、市内施設にさらに広く普及させたい考えだ。

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