終戦の日行事も中止相次ぐ 台風10号接近

西日本新聞 社会面

 台風10号の接近は、15日に迎える「終戦の日」の行事にも影響を与えた。

 福岡県は福岡市の県立福岡武道館で予定していた戦没者追悼式の中止を決めた。1963年に式典を開始して以来、中止は初めて。北九州市の平和公園での戦没者遺族による慰霊祭や同県久留米市での戦没者慰霊平和祈念祭も取りやめになった。

 熊本市では遺族代表ら約1100人の参列が予定されていた熊本県戦没者追悼式が中止に。宮崎市でも、宮崎県遺族連合会などが主催する戦没者追悼式典が中止された。同県は14日の宮崎空港発着の全便が欠航したあおりを受け、東京・日本武道館で15日にある全国戦没者追悼式への県遺族代表団53人の参列も断念した。

 終戦を告げる玉音放送の後に出撃した「最後の特攻隊」を弔う大分市の慰霊祭も開けなくなった。関係者は「終戦の日にこそ意味があるのだが…。しょうがない」と無念そうに語った。

 佐賀県鳥栖市では、特攻隊員が鹿児島県・知覧の特攻基地へ向かう直前に弾いたとされる話にちなむピアノの演奏会が見送られた。

 お盆の恒例行事にも影響が出た。熊本県山鹿市の夏の風物詩「山鹿灯籠まつり」は15日の花火大会などが中止に。16日のメイン行事「千人灯籠踊り」の開催は流動的だという。まつり実行委員会は同日午前中に判断し、市ホームページで知らせることにしている。

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