異例の帰省日 客まばら 「せっかくの夏休みが」 台風10号

西日本新聞 夕刊

 台風10号が接近した15日午前、山陽新幹線は新大阪-小倉間が終日運転を見合わせる「計画運休」となり、空の便でも欠航が相次ぎ交通機関に大きな影響が出た。お盆休みとも重なり、福岡市のJR博多駅や福岡空港では、旅行日程の変更を余儀なくされた人たちの姿が目立った。

 福岡空港では、欠航便を知らせるボードの前に大勢の人が集まり、航空会社スタッフに運航状況を確認していた。

 長崎県五島市に帰省しようとしていた山口県長門市の会社員村尾敬一さん(56)は「午前8時台の便に乗る予定だったが、欠航になった。次の便はなんとか動いてほしい」とやきもきした様子だった。

 同県萩市の障害者作業所職員本清貴之さん(47)は、施設利用者たちと山口宇部空港から東京を訪れる予定だったが、同空港は多くの便が欠航に。「福岡空港なら東京行きが飛びそうだったので、今朝、急きょ福岡に来た。利用者たちを無事に連れて行ってあげたい」と心配そうだった。

 JR西日本が14日に事前に新幹線の計画運休を発表していたためか、博多駅の乗車券購入窓口は客がまばらだった。家族5人で長崎県壱岐市に帰省していた大阪府の会社員中元義弘さん(64)は「きょうまで実家でゆっくりする予定だったが、フェリーが欠航になり1日早く戻ってきた。せっかくの夏休みだったのに残念です」と話した。

 九州では、一部のJR在来線や高速バスも運休。高速道路も、大分県内の一部で通行止めになった。

PR

PR

注目のテーマ