台風直撃 西日本大荒れ 宮崎、長崎で暴風28メートル

西日本新聞 夕刊

 大型の台風10号は15日、四国や九州地方の一部を暴風域に巻き込みながら北上した。同日午前11時すぎに愛媛県の佐田岬半島を通過し、夕方にかけて中国地方に上陸する見通し。九州は大分県や南部を中心に断続的な暴風と大雨に見舞われ、西日本の広い範囲で交通機関の欠航や運休が相次いだ。気象庁は土砂災害や低地の浸水、河川の増水や氾濫、暴風や高波に厳重な警戒を呼び掛けた。

 各自治体は避難所を開設して安全確保を訴えた。福岡県内では同日午前9時現在、北九州市や久留米市など481世帯613人が避難している。

 台風は同日正午、瀬戸内海付近を時速30キロで北上した。中心気圧は975ヘクトパスカル。最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートル。風速25メートル以上の暴風域は中心の東側300キロ以内と西側60キロ以内。四国や中国地方は大荒れとなり、九州でも熊本、大分、宮崎、鹿児島各県の一部が暴風域に入った。

 台風接近から同日朝までに観測された最大瞬間風速は宮崎空港28・3メートル▽長崎県雲仙岳28・1メートル▽熊本県宇城市三角23・4メートル▽大分市長浜20・0メートル▽福岡県宗像市19・4メートル-。16日にかけて予想される最大風速は九州北部25メートル(最大瞬間風速35メートル)、南部20メートル(同30メートル)。

 各地で雨も強まり、15日午前までの総雨量は宮崎県日南市で263・5ミリ、大分県佐伯市で175・5ミリ、福岡県添田町で172・0ミリに達した。16日正午までの24時間予想雨量は多い所で九州北部150ミリ。

 台風は15日夜に日本海に抜ける予想だが、気象庁は「台風の中心から離れた地域で風が最も強く吹く恐れもある」としている。沿岸部の低地では引き続き高潮への注意も必要だ。 

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