河原で走行中、増水 玖珠18人孤立 車道なし 四駆ファンに人気 

西日本新聞 大分・日田玖珠版

台風10号の接近で増水し18人が孤立した大谷渓谷=15日午後1時20分ごろ 拡大

台風10号の接近で増水し18人が孤立した大谷渓谷=15日午後1時20分ごろ

 玖珠町の大谷渓谷で14日夜、台風10号の影響によって川が増水し孤立した18人が乗っていた車6台は、河原を縦列走行中に増水に見舞われたことが捜索関係者への取材で分かった。一帯の河床は平らな一枚岩が広がり、地上高の高いオフロード車を走らせるファンには人気の場所だという。

 捜索関係者によると、現場に車道はなく、岩や石が転がっている。車6台はいずれも地上高の高い四輪駆動車で同車種。縦列で走っており、数台がバランスを崩して立ち往生していたところ水かさが増したという。18人は乳幼児ら未成年11人を含む男性12人、女性6人で、いずれも佐賀県に住む5家族。職場の仲間や親類などのグループ。

 地元住民によると、渓谷沿いに車道はないが一部には河原につながる斜面がある。そこから四輪駆動車やバイクで河原に降り、走行したり遊んだりする人は後を絶たない。そうした映像は動画投稿サイトに上げられている。ただし、14日は台風の接近が予想されており、雨も降り始めていた。ある住民は「好天時ならまだしも、あんな日に川に立ち入るなんて信じられない」と絶句し「ホタルもいる環境が壊されるかもしれない」と憤った。

 県などによると、現場の川は奈女(なめ)川の支流で法的には川に立ち入ることは禁じられていないという。玖珠町役場の河川管理担当者は「車が入っているとは今回の事が起きるまで知らなかった」と話した。

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