不戦 祈りと誓い 終戦の日 長崎市で高校生「語り継ぐ」

西日本新聞 長崎・佐世保版

 終戦から74年を迎えた15日、県内でも戦没者を追悼するさまざまな行事が営まれた。台風の接近で中止になった地域もあった。

 長崎市平野町の長崎原爆資料館の近くにある「核廃絶人類不戦の碑」の前では「ナガサキ不戦の集い」があり、約20人が参加した。

 市民グループ「長崎の証言の会」など7団体が、太平洋戦争開戦日の12月8日と終戦記念日の8月15日に催してきた。

 黙とうと献花の後、参加者が平和への思いを語り、長崎原爆被災者協議会の田中重光会長(78)は「いま私たちは憲法を守ることができるかどうかのせめぎ合いの中にいる」と述べた。活水高1年の坂田梨菜子さん(16)は「被爆者から直接、原爆の話を聞けるのは自分たちが最後の世代だと思う。聞いたことを語り継いでいきたい」と話した。

 

小倉祇園太鼓 鎮魂の響き 北九州の学生、原爆犠牲者悼む

 北九州市立大の学生らでつくる「太鼓と平和を考える学生連絡協議会」のメンバー9人は、長崎市岡町の市原子爆弾無縁死没者追悼祈念堂前で、小倉祇園太鼓を打ち鳴らし、犠牲者を悼んだ。

 米軍は当初、2発目の原爆を小倉市(現北九州市)に投下する計画だったが、悪天候のため長崎に変更したとされる。太鼓での慰霊は「北九州市民として、原爆犠牲者を追悼する使命と責任がある」として、同協議会が2010年から終戦記念日に続けている。

 メンバーは、平和を広く訴えるため、北九州から長崎までの約230キロを6日間の自転車リレーで走破。福岡県八女市星野村で燃え続けている広島原爆の残り火を「平和の灯(ともしび)」として携え、この日、平和公園の慰霊碑にともした。

 同大3年の伊藤雄太会長(20)は「かつてシュガーロードと呼ばれた長崎街道を、平和街道として定着させたい」と話した。

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