熱中症、佐賀県内でも厳重注意 今季搬送440人、死者3人

西日本新聞 佐賀版

 県内で連日厳しい暑さが続く影響で、今季の熱中症の救急搬送(疑いを含む)は15日までに440人に上り、うち3人が死亡した。台風の接近もあり、ここ数日は最高気温が下がったものの、16日は佐賀市中心部で32・1度を記録。気象庁の10月までの3カ月予報では平年よりも高い気温が予想され、県などは引き続き熱中症への注意を呼び掛けている。

 佐賀地方気象台によると、佐賀市中心部では今月1~5日と、10~14日に5日連続で35度以上を記録し、15日までに計12日が猛暑日となった。県内各地でも気温が高い日が続き、白石町では2日に観測史上2番目となる38・2度を記録した。

 こうした中、伊万里市では2日、80代の男女2人がそれぞれ熱中症の疑いで死亡。鹿島市でも7日夜、車内で寝ていた60代の男性が病院に運ばれ、その後死亡した。

 県健康増進課によると、15日までの熱中症搬送者のうち、最多は10代の89人。次いで80代の78人、70代の73人と続き、60代以上の高齢者が半数を占める。屋外は251人、屋内は189人。10代は屋内外での運動が影響しているとみられる。

 時間帯別では、午後3時台が55人で最も多く、1日のうち最高気温に達しやすい前後の1時間と合わせると全体の34%に上る。

 ここ10年で最多の882人が搬送された昨年のペースを下回るものの、今年の梅雨明けは7月24日で昨年より2週間ほどずれ込み、体が暑さになれないまま気温が急激に上昇したことで熱中症になりやすい状況になっているという。

 同課の担当者は「熱中症には今後も十分な注意が必要だ」と言う。特に高齢者はのどの渇きを認識しづらく、意識的な水分補給が欠かせないほか、エアコンの適切な利用を呼び掛けている。

佐賀県の天気予報

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