障害者 心一つに大壁画 佐賀の事業所制作 博多区のビルに「星空」

西日本新聞 ふくおか都市圏版

 福岡市博多区博多駅前2丁目のもつ鍋店「一藤」の4階建てビルに、アート作品を手掛ける障害福祉サービス事業所「PICFA(ピクファ)」=佐賀県基山町=のメンバー14人が手掛けた壁画がお目見えした。

 高さ14・4メートル、横11・2メートルの壁面いっぱいに描かれたのは「ホシゾラ」(原画・本田雅啓さん)という作品。赤や青、黄といったカラフルな星々が広がる空を背景に黒い大樹や月、家がアクセントを与えている。枝や葉っぱの白、グレー、黒のコントラストで立体感を醸し出す。

 福岡市の企画会社を通じ数十万円でピクファが請け負った。7月中旬の4日間、毎日4人が交代で作業。会員制交流サイト(SNS)などで知り、名古屋市などから駆けつけたピクファのファンや支援者ら延べ約200人も加勢した。施設長の原田啓之さん(44)は「制作コンセプトは『混ざる』。障害者も健常者も子どももお年寄りも多くの人に声を掛け、筆を入れてもらった」と振り返る。

 一藤を経営する「Willing hands」の合谷賢太営業本部長は「いろいろな人の思いが詰まった絵になった。100年後もこの場所にあってほしい」と述べた。

 足場を取り除いて初めて壁画全体を見たメンバーたちは「すごくカラフル」「現代的でおしゃれ」など口々に感想を語った。篠崎桜子さん(24)は「作業中は足場が組まれていたので、全体を見て大迫力に驚いた。星々も気持ちよく描けていると思う」と話した。

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