坂本姉妹、国際ピアノデュオV ゆかりの地、唐津で25日コンサート

西日本新聞 佐賀版

 福岡市出身で、姉妹デュオとして活躍している坂本彩さん(26)とリサさん(23)=いずれも東京在住=が、4月にチェコで開かれた「シューベルト国際ピアノデュオコンクール」で初優勝した。昨年11月に続く国際大会での栄誉に、さらなる高みを目指して姉妹は10月からドイツでピアノを学ぶ。今月、父親の直樹さん(55)が住む唐津市に帰省した2人は、「私たちにしかできない演奏でクラシック音楽の魅力を広めたい」と意気込みを語った。

 大会には各国から約20組が出場。1台のピアノを一緒に弾く「連弾」と、2台のピアノをそれぞれ弾く「2台ピアノ」で競った。

 「緑の色が淡くてとってもすてき」。初めてチェコを訪れた2人は現地で目にした自然の風景に感動し、練習してきた曲「ボヘミアの森」のイメージががらりと変わったという。作曲したチェコ出身のドボルザークの心境を想像し、新たに得た感覚を共有し合った。

 大会では全9曲を披露。緊張もあったが「2人で考えた表現や気持ちが全部出せた」(彩さん)「音でコミュニケーションがとれた」(リサさん)と息の合った演奏で観客を魅了した。審査員からも「演奏していて楽しそう」「思いが伝わった」などと高く評価され、見事に栄冠をつかんだ。

 彩さんは今年3月に東京芸術大大学院修士課程を修了、リサさんは現在同大学院の修士2年。これまでソロとしての活動が多かった2人は、今回の優勝で自信を深め「これからはデュオを中心にやっていこう」と決意を固めた。10月からドイツのロストック音楽・演劇大に留学してデュオを専門的に学ぶ。

 2大会優勝を記念し、今月25日に虹の松原ホテル(同市東唐津)である「虹のコンサート」に出演する。華やかさが特徴で、「サーカスのような気分で弾く」と語るリストの「ドン・ジョヴァンニの回想」など6曲を奏でる。昨年も唐津でコンサートを開いた2人は「大会を経験して成長した私たちの音楽を楽しんでほしい」と話している。

 入場券は一般1500円、高校生以下500円。同市呉服町のギャラリー一番館で購入できる。

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