空き店舗に「お試し出店」 期間限定で無料貸し出し 北九州市若松区

西日本新聞 北九州版

商店街見学ツアーで、若松商店街連合会の牛島源副会長(中央)らとともに、若松区東部の商店街を見て回る参加者たち 拡大

商店街見学ツアーで、若松商店街連合会の牛島源副会長(中央)らとともに、若松区東部の商店街を見て回る参加者たち

 北九州市若松区東部の6商店街でつくる「若松商店街連合会」は、空き店舗が目立つ商店街での新規出店につなげようと、期間限定で空き店舗を無料で貸し出す「お試し出店」をする出店者を募集している。期間は10月15日~11月30日までの1週間から数週間。地元商店主らは出店希望者向けの「商店街見学ツアー」を行うなど、活性化に向けて取り組んでいる。

 お試し出店には、かつての履物屋と化粧品屋の2店舗を活用する。期間中の家賃は連合会が負担。出店を通して街の雰囲気や人の流れを体感してもらい、ゆくゆくは地元での新規出店につなげたい狙い。新規出店の際には、賃借料などを補助する北九州市の支援事業を利用してもらう。

 連合会の牛島源副会長(38)によると、若松区東部の商店街では、現在約120店舗が営業。数十年前と比べると店舗数は4割ほどに落ち込み、アーケードにはシャッターを下ろしたままの店舗が目立つ。

 一方で商店街周辺では、昨年12月の若戸大橋・トンネルの無料化で利便性が向上。マンションや一戸建て住宅の建設が進む。商業地の地価も今年1月時点で1平方メートル当たり6万5900円と、市内全7区で最安。新規出店に向けたプラス材料は多い。

 今月10日には、お試し出店に先駆けて街を知ってもらう「商店街見学ツアー」を実施。市内の20代から50代まで約10人が参加した。

 商店主たちは、参加者たちと一緒に街を歩き、貸し出す空き店舗の情報や、オーナーの人となりなどを説明。カフェと雑貨販売をしたいという八幡西区の女性(47)は「商店街の雰囲気を知れてよかった」とうなずいた。

 見学ツアーは、10月5日と11月16日にも実施する。

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