行橋に発達障害児の多機能型施設 「すまいる」22日オープン

西日本新聞 北九州版

ゆくはし療育支援センター「すまいる」(同センター提供、看板は合成) 拡大

ゆくはし療育支援センター「すまいる」(同センター提供、看板は合成)

開所の準備をする職員

 アスペルガー症候群など発達障害の幼児や児童の支援施設を運営する行橋市東大橋2丁目の一般社団法人「子どもサポートセンター」(弓削建代表理事)は22日、多機能型事業所「ゆくはし療育支援センター すまいる」(同市西宮市4丁目)を開所する。保健師や保育士、作業療法士など8人の専門職が常駐、発達障害児を中心に個別・集団訓練を担う。将来は難病を抱える子どもの受け入れも視野にしている。

◆40人の職員稼働

 法人は、1994年に発足した、同市の障害者の保護者らが療育訓練や共同作業を行う「ふれあいの家」(行橋市南大橋)を前身に2015年4月に設立された。

 現在、臨床心理士6人や言語聴覚士3人、医師1人、保育士7人など計40人が児童発達関係の職員(非常勤を含む)として稼働。発達障害児の診察や預かりなど子どもに合わせて訓練のプランを立案している。

 発達障害児の検査や診断を担う「行橋京都児童発達相談支援センター ポルト」(同市東大橋)などを運営しており、京都地方の発達障害児療育の拠点となっている。

◆難病受け入れへ

 新たに開所する「すまいる」は、「ポルト」などと指導、支援法が異なり、児童発達支援事業と保育所等訪問支援事業に特化する。

 発達支援事業では、排せつなど日常生活の基本動作の指導▽集団生活に適応するためのコミュニケーション技能の習得▽就学や就園に向けた保護者の相談・支援-を担う。訪問支援事業では保育所や幼稚園での発達障害児らとの関わり方などを専門職員が親らに助言する。

 また施設では、親子で参加するプログラムに加え、子どもが運動したり、医師や看護師が健康チェックをしたりもする。

 対象者は行橋市と苅田、みやこ町の子どもとその保護者。定員10人でスタートする。責任者で看護師の品田英子さん(47)は「親子のグループ活動に力を入れて、発達障害の子供や親の力になりたい」と語る。

 白川達也・同法人理事(61)は「全国的にも発達障害児の見守りや支援施設のニーズは高い。医療的なケアを含めて少しずつ受け入れ数を増やしたい」と話している。その上で、将来的には、難病を抱える子どもを預かり、その発達の支援活動にも取り組む方針で準備を進めているという。

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