ウッドパネル好評 のおがたチューリップフェアで設置 近大が報告会

西日本新聞 筑豊版

来場者がウッドパネルでくつろぐ様子などを報告する小池准教授 拡大

来場者がウッドパネルでくつろぐ様子などを報告する小池准教授

 直方市の遠賀川河川敷が会場となる毎春の「のおがたチューリップフェア」で、市観光物産振興協会が今年初めてウッドパネルを設置した。空間デザイン研究の一環で協力した近畿大産業理工学部(飯塚市)の小池博准教授は、直方市の遠賀川水辺館で2日に開かれた報告会で「多くの来場者が利用を楽しんだ」と述べた。

 ウッドパネルは県産のスギ製。大きさ1・5メートル四方で、重さ20キロ程度と、大人2人で持ち運びができる。昨年10月の「遠賀川流域フェスタ」(飯塚市)などで、小池准教授の研究室がパネルを積み重ねたり、並べたりして座具やステージなどを設ける社会実験に取り組み、成果を得ていた。

 チューリップフェア(3月30日~4月7日)では、親子や家族、カップルなどの来場者がパネルでくつろぎ、「はだしで上がる」「寝っ転がる」「座り込んで足を伸ばす」「腰掛けて語らう」などの姿が見られたほか、子どもたちが遊び場として使っていたという。

 今年はチューリップと桜、菜の花の開花期が重なり、31万4千人が来場。研究室のアンケートで、「居心地や使い心地は良いか」との問いに「とてもそう思う」「そう思う」が計95%にのぼり、「チューリップ以外で良かったもの」との問いにはウッドパネルと桜が同じ22%で最も多かった。

 小池准教授は「高齢者に腰掛けやすい高さにできるし、木陰でピクニックをするように楽しむ人たちもいた。フェアの魅力にプラスアルファを加えたと言え、『外のざぶとん』としていろいろな使い方が考えられる。直方駅や商店街から会場への導線をつくり、さらに人を呼び込む工夫をしてはどうか」と提案した。

 同協会はさらなるにぎわいを目指し、「パネルの活用で来場者の“着席率”を高めて滞在時間を増やす工夫をするとともに、直方駅を起点に会場と商店街を回遊できるような仕掛けを作りたい」としている。

福岡県の天気予報

PR

PR

注目のテーマ