小倉祇園太鼓の音色とともに

西日本新聞 社会面

 小倉祇園太鼓の音色とともに平和を訴える大学生グループ「太鼓と平和を考える学生連絡協議会」の自転車リレー(北九州市-長崎市)は毎年、佐賀県鳥栖市にも立ち寄っている。同市が保管する、特攻隊員が出撃前に弾いたとされるピアノを演奏して迎えるのが定番だ。今月9日、鳥栖入りした学生たちの生き生きとした表情が印象的だった。

 10日の出発式では、韓国伝統の打楽器グループ「韓ソリ」(福岡市)も演奏した。「民間の交流は続けていかなければなりません」と代表の李征光(イジョングァン)さん(47)は語った。同協議会副会長の神谷留菜さん(19)も「日韓が政治的に冷え切っている中で、演奏をみんなで聴くことは意義あることだ。太鼓には一体感がある」と述べた。

 対立には、複雑な背景があり、互いに譲れない言い分があることは否めない。だが、何かを一緒に楽しむことが、しこりを解決する糸口になるのかもしれない。 (荒木達也)

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