NPO支援へ寄付つなぐ くまもとSDGs財団発足

西日本新聞 熊本版

 国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の理念に沿った活動を行う県内の民間団体を資金面で支援しようと、一般財団法人「くまもとSDGs推進財団」が23日発足した。県のPRキャラクター「くまモン」誕生に携わった元県職員の成尾雅貴さん(60)が代表理事に就任。県庁で同日、記者会見し「小さな団体も継続して活動できるよう支えたい」と意気込みを語った。

 寄付を元に地域の公益活動を支える組織は「コミュニティー(地域)財団」と呼ばれ、全国各地で設立が相次いでいる。県内のNPO法人など約60団体で構成する「くまもと未来ネット」代表理事の林信吾さん(34)が2017年12月、全国コミュニティー財団協会の代表から打診されたことが発端。林さんは当時、小規模の団体の補助金申請手続きなどをサポート。16年4月の熊本地震を機に資金繰りが悪化するなどして事業を断念する団体もあり、打開策を模索していた。

 そこで、県職員時代からNPO支援に熱心で、退職後も3団体で理事を務める成尾さんに協力を依頼し、快諾を得た。寄付の目安となるよう、「貧困をなくす」「質の高い教育を行う」など17項目を掲げるSDGsに合致し、公益性の高い活動に取り組む団体への支援を掲げた。

 現時点で325万円の寄付があり、来年度から支援を始める予定。寄付者が税額控除を受けられるよう、本年度中の公益法人化を目指す。会見で林さんと成尾さんは「『寄付する側』と『寄付される側』のミスマッチをなくし、必要な団体に資金が届くようにしたい」と強調した。

 26日午後3時からは、熊本市中央区のメルパルク熊本で発足記念シンポジウムを開く。参加無料。

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