「救世主、ありがとう」 トーレス選手引退、最後の勇姿に拍手

西日本新聞 佐賀版

 「佐賀に来てくれて、ありがとう」「いつかサガンの監督に」-。サッカーJ1サガン鳥栖のFWフェルナンドトーレス選手の引退試合となった23日のヴィッセル神戸戦。試合が行われた鳥栖市の駅前不動産スタジアムでは、雨が降りしきる中で集まったサポーターから感謝の声が聞こえた。

 「トーレスがサガンに来て、自分の中でサッカー熱がよみがえった」。サポーター歴約20年の早田正敏さん(75)=佐賀市=は、この1年を振り返る。

 約40年続けた喫茶店を昨春に閉め、心に穴があいた。好きだったサッカー観戦からも離れた。だが、トーレス選手が昨年7月に入団して「ワクワクが止まらなかった」。ほぼ毎試合通ったホーム戦。最後の勇姿をみせたトーレス選手に「お疲れさまと言いたい。拍手を送りたい」。

 佐賀市内の20代女性は、ゴール裏で見届けた来日初得点の瞬間が忘れられない。「全員総立ちで、想像以上の盛り上がりに驚いた」。昨季のホーム最終戦でJ1残留に向けて値千金のゴールを奪った場面ではスタンドで涙した。「彼はサガンの救世主。入団してくれてありがとう」

 トーレス入団でサガンファンになった岩佐優希君(12)=福岡県うきは市。練習場で色紙にサインを頼むと立ち止まって応じてくれた。「有名選手なのにファンに優しくてびっくりした」。大事な宝物として、その色紙は今も部屋に飾る。「いつか監督かコーチとしてサガンに戻ってきて」と願った。

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