このヘアスタイル いろんな服装に合うんです 博多座で舞台「サザエさん」主演 藤原紀香さん

西日本新聞

 国民的人気アニメ「サザエさん」の10年後を描いた舞台が9月28日~10月13日、福岡市の博多座で上演されます。おっちょこちょいでお調子者の主人公、フグ田サザエ役は、藤原紀香さん。家族円満のために自身が心掛けていることや、女優を目指した原点などを聞きました。

 -サザエ役に決まって。

 ★藤原 最初に話を頂いた時は、私でいいの? とびっくりしました。(サザエさん一家は)日本一有名で、みんなが大好きな家族。ほっとして、笑って、泣いてきました。リスペクトの思いを持ちながら、すてきな作品になるようにキャストの皆さんと力を合わせて、家族の大切さが伝わるような作品になれば最高です。

 -周囲の反応は。

 ★藤原 幼少期からおっちょこちょいで、家族からは「あんたサザエさんみたいやな」と言われていました。エステに行った時、靴に履き替えるのを忘れてスリッパのまま帰ろうとしました。仕事へ向かう時には、なぜかカバンの中にテレビのリモコンが入っていたこともありました。

 以前、新幹線の切符が手元になくて、駅員に「私、本当に買ったんです」って懇願したこともありました。カバンや服のポケットをいくら探しても見つからなくて。結局ゴミ箱をひっくり返して、車内で食べた弁当箱のフタを開けたら、切符が入っていました。

 -夫で歌舞伎俳優の片岡愛之助さんからは。

 ★藤原 「えぇやん。そのままやん」って(笑)。よく鍵や切符をなくすので、雑すぎるって怒られています。

 -家族円満に必要なことは。

 ★藤原 たくさんしゃべることじゃないでしょうか。些細(ささい)なことや、つまらないことでも、ずっとしゃべって笑い続ける。(私たち夫婦は)笑いのツボや味の好みが一緒なので、幼稚園児が2人いるような家庭の雰囲気です。

 -得意料理は。

 ★藤原 ビーフシチューや豚の角煮など、煮物が好きですね。白ご飯に合う和食で、こだわりはじっくりコトコト煮込むこと。兵庫出身なので、雑煮は白みそなんですが、青のりを入れるのは母親仕込みで、故郷を思い出します。

 -1995年の阪神大震災が、人生の大きな転機になったそうですね。

 ★藤原 被災して、人はいつ死ぬか分からない。やり残したことを後悔したくないと強く思いました。家族の反対を押し切って上京しました。自分で決めたことは、どれだけつらくても、乗り越えられます。なぜ女優を目指したのか。自分の原点は何か、振り返ることはすごく大事なことだと思います。

 -博多座には初出演です。

 ★藤原 ずっと良い劇場だと聞いていたので楽しみです。今年3月に博多座であった夫の歌舞伎公演で、ロビーに立っていたのですが、熱気があってすごく盛り上がっていました。来場の皆さんから「サザエさん楽しみにしているから」と声を掛けていただきました。いざ舞台に立つとなるとドキドキしています。

 -サザエさんのトレードマークといえば、そのヘアスタイルですね。

 ★藤原 すごく気に入ってます。最初は2時間かかっていたんですが、今回は地毛をアレンジしつつ90分で完成しました。漫画の作者で、福岡市と縁の深い故・長谷川町子さん自身がおしゃれなので、実はいろんな服装に合うようになっているんですよ。

 -いつまでも、美しく元気でいられる秘訣(ひけつ)を教えてください。

 ★藤原 時の経過にあらがうことはできません。自分で作ったご飯を食べて、体を動かして自然体で生きるように心掛けています。あとは苦しいことやつらいことがあっても、いつも笑っていることですね。

 ▼ふじわら・のりか 1971年生まれ、兵庫県西宮市出身。92年に「ミス日本グランプリコンテスト」でグランプリを受賞し、芸能界デビュー。ドラマ「ナオミ」で初主演を務め、「大奥~華の乱」「スタアの恋」など多数出演。JICAや日本赤十字社などのチャリティー活動にも精力的に参加している。

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