『抗いと創造 沖縄文学の内部風景』 大城貞俊 著 (コールサック社・1944円) 

西日本新聞 くらし面

 「詩の島、歌の島」と称され、詩歌を中心に文学活動が盛んな沖縄。詩人で作家、評論家、研究者の著者は、本書では平成期の詩歌を中心に沖縄文学の歴史と特質を論じた。沖縄文学のテーマや作品には、(1)独特の言語の問題(2)ウチナーンチュ(沖縄人)としてのアイデンティティー(3)差別や偏見との闘い-などの特徴があるとして、「本土の他地域にみられない特異な作品世界をつくっている」とする。さらに、「死者の視点を忘れるなと呼びかける戦争体験」が、常に表現する意味を沖縄文学に問いかけていると指摘する。

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