宗像から「環境」発信 宣言で決意 国際100人会議閉幕

西日本新聞 ふくおか都市圏版

 世界的な海の再生を地方の視点で話し合う「宗像国際環境100人会議」は25日、宗像市内でパネルディスカッションを行い、世界遺産・沖ノ島がある宗像から環境問題を発信し続ける重要性を確認した。会議に参加した学生たちが宣言を読み上げ、3日間の日程を終了した。

 外務省在職中に世界遺産に携わったコンサルティング会社役員の高橋政司氏は、サンゴ礁群のグレートバリアリーフ(オーストラリア)が世界遺産登録後の海水温上昇や港湾工事などで壊滅的被害を受けた事例などを紹介。「世界遺産1121件のうち53件が、存続が危ぶまれる危機遺産に指定されている。環境保全と世界遺産活用に特化したシンクタンクを宗像に設立しては」と提案した。宗像大社の葦津敬之宮司は「宗像で起きている環境問題を世界に発信することで、世界をリードできる会議になれると思う」と会議を続ける意義を語った。

 最後に参加した学生たちのうち3人が「これからの社会は循環と共生という自然の摂理に学び、仕組みを変えていくことが求められている」と宣言を読み上げて閉幕した。宗像市立自由ケ丘中3年、深町開さん(14)は「自分たち若者がまず動いて、海岸清掃活動などにも周りを巻き込んでいけるようにしたい」と感想を話した。

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ