空き家活用の方策探る 小郡市「地域エスコートプログラム」

西日本新聞 筑後版

 起業や地域活性化などの活動を後押しする「地域エスコートプログラム2019」が21日、小郡市で始まった。「地域で活動したい」との思いをもつ人の掘り起こしに取り組んだ昨年度に続く今回は、空き家活用がテーマ。市民が空き家を拠点として多彩な活動へ踏み出せるよう、専門家が助言していく。

 初回には約20人が参加。プログラムの運営を担う一般社団法人リノベーションまちづくりセンター代表で、九州工業大の徳田光弘准教授(都市計画、まちづくり論)が講師を務めた。

 これまで徳田さんが携わった北九州市などの事例を紹介。広さ5坪足らずの書店、1日1組限定の離島の宿、元医院を改装した集合店舗を、市民を巻き込むリノベーションで作り、地域の拠点として活用されやすいよう工夫したという。「空き家は『やりたい』を形にする有効な場。思いをもった人が来るような仕掛けづくりが必要」と話した。

 その後参加者が自らの課題や展望を語り合った。昭和40年代以降、市内で宅地開発してきた西鉄不動産の担当者は「高齢化で団地に求められる形が変わった。コミュニティーをどう作るか、参考としたい」と話し、育児中の母親支援に取り組むボランティア団体は「子どもだけでなく母親に焦点を当てた活動をしているが、拠点の場の確保が難しい」と打ち明けた。

 プログラムは18年度から3年事業で、市が国と県の助成を得て企画した。市の調査(17年度)で市内の空き家は369軒と推計され、今後も増えるとみられる。プログラムでは北九州市などの現地視察ツアーと並行し、市内の空き家掘り起こしも行い、活動拠点の具体化を目指す。

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